花のまわりみち

造幣局広島支局で毎年この時期に一般公開される「花のまわりみち」を訪れました。広島ではかなり有名なスポットです。
八重桜を中心とした61種類251本の桜は圧巻です。その一部をご紹介します。
※写真はクリックで拡大

「八重紅虎の尾」
(やえべにとらのお)
1/400 F5.6

「今年の花」として選ばれているもの。
昔から京都で栽培されていたといわれる品種。花が密集して長い枝のまわりにつき、虎の尾状になるので、この名が付いた。花は淡紅色で、外側の花弁のふちや外面は色が濃く紅紫色。花弁数は25〜30枚。

「賑わい」
1/320 F5.6

賑わう庭園内。それぞれ思い思いに咲き誇る桜の花を観賞しています。

「花びら」
1/1000 F3.5

一枚の桜の花びらが・・・。

【各品種について(抜粋)】
※各品種の説明はパンフより引用(造幣局のサイトにもあります。

「紅華」(こうか)
1/320 F4.9

北海道松前町の浅利正利氏が実生の中から選出育成した桜で、濃紅色の花が密生して咲き、咲き方が華やかであることから、この名が付いた。花弁数は30〜40枚。

「紅豊」(べにゆたか)
1/1000 F2.8

北海道松前で育成された桜。花は濃紅色で豊かな重弁(花弁数15枚程)の桜となったので、この名が付いた。

「関山」(かんざん)
1/400 F4.9

明治初年東京荒川堤の桜として有名になった桜で、花は濃紅大輪、花弁数は30枚程。
「花のまわりみち」では一番本数が多い品種です(筆者追記)。

「一葉」(いちよう)
1/800 F2.8

東京荒川堤にあった里桜で、花芯から1本の葉化した雌しべが出るのでこの名がある。花は淡紅色で、花弁数は25枚程あり、満開時には白味がかる。

「鬱金」(うこん)
1/800 F5.0

古くから知られた桜で、江戸時代に京都知恩院に植えられていたといわれ、樹姿は直立高木で、花はうこんの根の色(淡黄緑色)に似ていることから、この名が付いた。花弁数は10〜15枚。
色が独特なので、すぐに覚えられます(筆者追記)。

「松月」(しょうげつ)
1/1000 F5.0

東京荒川堤にあった名桜で、平野神社の平野撫子に似ている。花は最初淡紅色で、次第に白色となり、花弁数は25枚程で、葉化雌しべがある。
色が淡く、優美な感じがします(筆者追記)。

「手弱女」(たおやめ)
1/250 F4.9

京都平野神社境内にある桜で、花は淡紅色で中輪、花弁数は15〜20枚で、内に抱えるような形となり美しい桜である。

「数珠掛桜」
(じゅずかけざくら)
1/320 F4.9

新潟県京ヶ瀬村の梅護寺にある桜で、花は淡紅色菊桜系で、親鸞上人が桜の枝に数珠をかけられたという故事から、この名が付いた。花弁数は200枚程。

「永源寺」(えいげんじ)
1/640 F3.2

滋賀県の永源寺の境内にあった里桜でこの名が付いた。花は香りがやや強く淡紅色から白色に変わり、大輪で下垂する。
※転載等はご遠慮ください。

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