特集:余部鉄橋

※写真等の無断での転載・利用を禁止します。
余部鉄橋の概要
余部鉄橋は、山陰本線 鎧駅〜餘部駅間にある鉄橋です。
所在地兵庫県美方郡香美町香住区余部
(山陰本線 鎧〜餘部間)
地図(Mapion)
構造トレッスル式高架橋
橋台2基、橋脚11基
大きさ橋台面間長 309.42m
高さ 41.45m
工期着手 明治42(1909)年12月16日
完成 明治45(1912)年1月13日
橋脚製作米国セールブレーザ会社
アメリカンブリッジ ペンコイド工場
橋桁製作石川島造船所
組立・架設鉄道院直轄

餘部駅南側 通称「お立ち台」から
(2007/05/04)
注)
撮影はマナーを守って、譲りあって。
私が訪れた時は平和でしたが、過去には相当酷い事もあったようです。
※トレッスル橋とは:橋脚が鉄塔のような鉄骨による櫓を組んだ形になっている橋。


餘部駅にある説明板
(2007/03/24)

橋梁下にある説明板
(2007/03/24)

この鉄橋と、その西側の桃観トンネルの開通により、山陰本線の京都〜出雲今市(現、出雲市)間が開通しました。
その後95年間、海岸近くの過酷な立地条件にもかかわらず、専属の「橋守」が塗装の劣化を手作業で修復(昭和40年まで)したり、部材を相当数交換する等、手間をかけた丁寧な保守により、その機能を保ってきました。
新橋への架け替え
歴史ある鉄橋ですが2010年までにコンクリート橋に架け替えられることになりました。

鉄橋の下に佇む慰霊碑
聖観世音菩薩像
(2007/03/24)
今、注目される余部鉄橋
余部訪問 その1(2007年3月24日)
以前にも一度訪問したことがありましたが、じっくりと見たわけではなかったので再訪。
香住側から訪問。
なんと、低気圧の接近で強風が吹き荒れ、私を乗せて橋を渡った列車を最後に夕方まで運休になってしまい、現橋の問題点を身をもって体感することとなりました。
しょうがないので代行バスで浜坂へ抜けました。

この塗装が
橋を守ってきた


長谷川河口から

特殊信号発光機
作動中

「貸切」幕の代行バス

大地を踏みしめる
余部訪問 その2(2007年5月4日)
ゴールデンウィークを利用して再訪。
今度は良い天気に恵まれました。前回と同じ列車・経路で訪問。
手持ち撮影でイマイチ水平が出ていませんが。。。

通過する臨時快速
「あまるべロマン」


別のアングルから。

集落の上を通過


余部橋りょう

通過する普通列車


別のアングルから。

海側から特急
「はまかぜ1号」

「はまかぜ4号」
(後追い)

普通列車
(後追い)


普通列車
動画
Windows Media 9 です。音声有り。
いずれも手持ち撮影のため若干ブレています。
橋梁上からの眺め
架け替え後は防風壁が設置されるので、ここまでクリアな眺めは望めないかも知れません。
2007/05/04 下り普通167D 車内から (6.0MB / 0:58)
橋梁を渡る上り臨時列車「あまるべロマン」
(後追い)
2007/05/04 上り9164D (11.4MB / 1:50)
参考文献等
兵庫県香美町 発行 記念誌「余部鉄橋」(2007/05/04 現地にて入手)

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