- 競技フィールドに置かれた、高さの異なる4つの「ポール」に、各高専が自由な発想に基づき作り上げた「造形物」を置き、得点を競う。
- 4つの「ポール」全てに「造形物」を置き、しかも、そのうちの1つが「21世紀へ向けてのメッセージ」を披露できたチームは、「パーフェクト・パフォーマンス」勝ちとする。
- 詳細はロボコン公式ページを参照。
会場で配られたパンフレット |
会場となった鏡野町文化スポーツセンター |
大会前の会場内 |
司会の高鍬アナとゲストの仲間由紀恵さん 荒れた画像でごめんなさい |
出場チームの横顔(会場で配布のパンフレットから引用) ←今年は写真付きで紹介しています。10月15日、12時20分頃会場に到着、すでに開場。
13時過ぎに開演。チームと審査員の紹介、ルール紹介の後に競技開始。
最初はゲストの仲間由紀恵さん、ちょっとぎこちなかったですけど、だんだんスムーズになってきました。
一回戦
- 徳山高専B×宇部高専A
徳山高専B
風車(風力発電)を模した造形物。
宇部高専A
- 広島商船A×呉高専B
広島商船A
呉高専B
- 米子高専B×松江高専B
米子高専Bは、スタート後パフォーマンスに入るまでにたった17秒しかかからない早業で勝利。
米子高専B
試合ごとに異なる、交通機関の発達を示す造形物。
1回戦では鉄道が取り扱われている。
松江高専B
- 津山高専A×大島商船A
津山高専A
地球を示す球形の本体が目を引いたが、造形物を設置することができなかった。
大島商船A
まず子機が「ポール」に登る。
次に親機を引き上げる。
(このような形態のロボットは他にもあった)
- 宇部高専B×大島商船B
宇部高専B
「ポール」を掴むのではなく、普通に自走し造形物を設置していく。
大島商船B
「はしご」を登る木製ロボット。
- 呉高専A×松江高専A
呉高専Aがパーフェクト・パフォーマンス勝ちしたかに思われたが、松江高専Aの「ポール」の上に前の試合で落ちたと思われるテープが残されていたため松江高専Aのパフォーマンスを行うためのスイッチが入らず、再試合となった。
結局、接戦の末呉高専Aの勝利となった。
呉高専A×松江高専A
(手前が松江高専)
- 徳山高専A×津山高専B
徳山高専A
空気で脹らんだ筒にメッセージが大書してある。
試合ごとに別のメッセージだが、1回戦用には「未来の高専生へ」「徳山高専学生募集」と書かれている。
津山高専B
- 広島商船B×米子高専A
広島商船B
「はしご」を登る、花車のようなロボット。
米子高専A
手前のパンダ型の造形物。
4台の子機がそれぞれ「ポール」を登る点が特徴。
二回戦
- 宇部高専A×広島商船A
- 米子高専B×大島商船A
米子高専Bはスタートしてからパフォーマンスに入るまでにたった12秒しかかからなかった。
試合後には「無敵ですね」の余裕のコメントも。
米子高専B
今度は「クルマ」を形取った造形物。
- 宇部高専B×呉高専A
奥の呉高専Aが「はしご」上のマシンからクレーンで造形物を設置しようとするが、手前の宇部高専Bはパーフェクト・パフォーマンスを完成。
- 徳山高専A×広島商船B
準決勝
- 広島商船A×米子高専B
- 宇部高専B×広島商船B
広島商船Bのパフォーマンス
一番高い「ポール」には「原爆ドーム」の上に「鳩」を形取ったもの。
その他の「ポール」には「折り鶴」を形取ったもの。
これで平和公園を表し、平和へのメッセージを示す。
決勝
- 米子高専B×広島商船B
最初、米子高専Bのマシンは「パフォーマンス」の一部が出来ず(事前に申告していたパフォーマンスの手順の半分程度しか動作しなかった)、その間に広島商船Bのマシンが「パフォーマンス」を行った。なので、一旦広島商船Bのパーフェクト・パフォーマンス勝ちと判定されたが、広島商船B側の一番低い「ポール」にきちんと造形物が載っているのかどうか、よく見て欲しい、との申し出(広島商船Bチーム自身から申し出たように見受けられた)から再審査が行われた結果、確かにきちんと載っていない(*)ということで再試合が行われることとなった。
再試合の結果、
ということから、米子高専Bの勝ちという判定となった。
- 米子高専B
すべての「ポール」に造形物を載せたが、パフォーマンスについては「ポール」に載せた「後」に始まらなければならなかったものが、「ポール」に載せる「前」に既に始まっており、パフォーマンスを行ったことにならない。
したがって、パーフェクト・パフォーマンスは無効である。
また、得点は10点(1+2+3+4)である。- 広島商船B
すべての「ポール」に造形物を載せ、パフォーマンスも成功させたように見えたが、やはり一番低い「ポール」にきちんと造形物が載っていない。
したがって、パーフェクト・パフォーマンスは無効である。
また、得点は、一番低い「ポール」の分を除いた9点(2+3+4)である。
このような経緯から、米子高専Bは勝ちを拾ったようにも見え、試合後「悔いが残る試合だった」とのコメントを残した。
試合後、判定を説明するレフリー
左:米子高専B、右:広島商船B
どちらも「パーフェクト・パフォーマンス」を完成しているように見えるが・・・。
(*)「きちんと載っていない」のは「2mmほど下回っている」という説明がなされた。
下回っている、とは一体どういうことなのか、よく分からなかった。
優勝インタビューを受ける米子高専Bチーム(右)と
準優勝インタビューを受ける広島商船Bチーム(左)
後味の悪い結果になり、双方の表情もいまいち。
表彰式、閉会式が行われ、16時15分頃、終演。
上記入賞チームの中から、優勝した米子高専B、審査員推薦の広島商船B、パフォーマンス賞の徳山高専Aが全国大会へ出場します。
- 優勝
- 米子高専Bチーム「Tsushi-MAX」
非常に高速。試合ごとに異なる造形物。- 準優勝
- 広島商船Bチーム「ピース広島」
原爆ドームとハトを模した、広島を象徴する造形物が印象的。- アイデア賞
- 大島商船Bチーム「オロチ2000」
(なんで選定されたのか説明がなかった)- 技術賞
- 呉高専Aチーム「くれにあむ」
はしごを登る機構が評価された。- パフォーマンス賞
- 徳山高専Aチーム「Ring you」
空気で膨らむ大きな筒にゴシック体で大書されたメッセージ。- 審査員推薦チーム
- 広島商船Bチーム「ピース広島」
はしごを登る型でありながら準優勝という成績を残したことが評価された。- エネルギア賞
- 津山高専Aチーム「地球Go!」
重い地球をみんなで支えているということがよく表現されている。
トーナメント表
Pはパーフェクト・パフォーマンス勝ち。
- 開催日
- 12月3日(日) 両国国技館
- 結果速報(情報提供:中野さん)
あの米子高専が優勝できなかったとは!
- ロボコン大賞
- 長岡高専「長岡猿軍団」
- 優勝
- 詫間電波高専「ミレニアム・リサイクラー」
- 準優勝
- 岐阜高専「Crazy Climber(くれいじーくらいまー)」
- 技術賞
- 米子高専「Tsushi-MAX(つしまっくす)」
- アイデア賞
- 釧路高専「TODICS(とでぃっくす)」
- アイデア倒れ賞
- 豊田高専「テッペンジャック」
- 特別賞(電気事業連合会)
- 福井高専「ディノ・クライマー」
何らかのトラブルがあったのか?
#やっぱり見てみたかったよ〜。
- 中国地区大会
- 11月26日(日) 15:10〜16:10 NHK総合(中国地区限定)
- 全国大会
- 12月3日(日) 15:30〜17:30 デジタルハイビジョン生中継
- 12月27日(水) 19:30〜20:34 NHK総合