RoBoCoN 2002

高専ロボコン 中国地区大会
2002/10/27更新(全試合の写真を掲載しました)
写真写りの悪いものがあります(手ブレ)がご容赦下さい。
また、多数の写真の掲載により重いですがご容赦下さい。

 RoBoCoN 2002 高専ロボコンの中国地区大会が、10月20日、鳥取県境港市の境港市体育館で行われました。今年のテーマは「プロジェクトBOX」

ルールの概要

 競技は、赤・青の2チームで行う。両チームに与えられる課題は、遠隔操縦のロボットで、競技フィールドに置かれた赤・青それぞれ36個の箱を、スポットに積み上げること。
 箱は、競技ゾーンと高さ1mのスタートゾーンをつなぐ「階段」になるように置かれ、スポットは3ヶ所にある。
 勝敗は、獲得したスポットの数で決める。積み上げられた箱のうち、最も上にある箱の色のチームがそのスポットを獲得する。
 競技時間は3分間。終了時に獲得スポット数の多いチームの勝ち。ただし、1ヶ所に箱が15段積み上げられたスポットを獲得すれば、その時点で獲得したチームの勝ちとする。(これをトルネードという。)

(補足)


会場で配られたパンフレット


大会前の会場内

出場チーム

中国地区各校から2チームずつ、計16チーム
出場チームの横顔(会場で配布のパンフレットから引用)

大会レポート

10月20日、12時前には既に開場されていた。

13時に開演。チームと審査員の紹介、ルール紹介の後に競技開始。

一回戦


一回戦と二回戦の間の舞台裏の様子。
各チーム調整に余念がない。

二回戦

準決勝

決勝



16:47、(予定より47分も延びて)終演。
終演後、帰ろうとすると、外は雨は降るわ風は吹くわ、えらい天気。
最寄り駅まで徒歩5分ですけど、その間でびしょびしょになってしまいました。
そんなわけで、今年は会場の外観写真がありません。

結果

優勝
米子高専Aチーム「バランスメーカー」
確実な走行、箱の取り込み、積み上げが他と一味違った。
準優勝
広島商船Bチーム「Flying脱兎弐号機」
迅速に競技フィールドに降り、各スポットへ手を広げる機構が印象的。
アイデア賞
津山高専Aチーム「チャリンころん」
筒状のマシンで階段を転がり落ちる。スポットへ箱を置く機構も確実な動作。
技術賞
徳山高専Bチーム「Side Bird Phoenix」
階段を押し出してその隙間に降りる。箱の搬送は昔の「白猫号」を彷彿とさせる。
デザイン賞
大島商船Bチーム「ぶちたてるっちゃ〜」
伝統の木製ロボット、箱を真空パックしてしまおうという奇抜なアイディア。
特別賞(本田技研工業)
津山高専Aチーム「チャリンころん」
特別賞(中国電力)
米子高専Bチーム「頂上現象」
特別賞(マブチモーター)
広島商船Aチーム「てくてく」
特別賞(ソリッドワークス・ジャパン)
徳山高専Bチーム「Side Bird Phoenix」

全国大会出場チーム
米子高専Aチーム「バランスメーカー」
優勝チーム。
津山高専Aチーム「チャリンころん」
転がって降りるのがユニークなアイディアで、箱の積み上げがスムーズだと評価された。
徳山高専Bチーム「Side Bird Phoenix」
技術完成度が高いと評価された。

トーナメント表
トーナメント表
判は審査員判定(3名の多数決)による勝ち。

全国大会

開催日
11月24日(日) 両国国技館

放送予定

中国地区大会
11月23日(金・祝) 9:15〜10:14 NHK総合(中国地区限定)

最後に苦言

結局地区大会開催まで何時に開場なのか、入場に際し何か手続きがいるのか、公式Webサイト等でのPRに問題がある。公式Webサイトへの掲示が遅すぎる。運営もいまいち。今後の善処を期待する。

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