RoBoCoN 2006 中国地区大会

会場で配られたパンフ

2006/10/16 13:30更新 Ver 0.5（全試合写真掲載・一部誤記修正）
2006/10/16 00:00更新 Ver 0.2（フィールド・各ロボットの写真等追加）
2006/10/15 20:00更新 Ver 0.1（結果のみ掲載）
2006/10/15 06:00更新 Ver 0.0（事前版）

ルールの概要

競技は、自らアイデアを考えて製作した遠隔操縦のロボットを使用し、赤・青の２チームで行います。
今回、両チームに与えられる課題は、出場チームのお国自慢である「ふるさとオブジェ」を持ったロボットが、オブジェを床に落とさずにゴールまで運ぶ速さを競います。まず、ロボットがオブジェを持ったまま深さ6cmのお堀を渡ります。そして、長さ3mのシーソーを渡り、80cmの間隔で立つ5本のポールをスラロームですり抜け、縄跳びを3回以上跳び、オブジェを高さ75cmの台の上に置くとゴールです。
競技時間は3分間。競技終了時に、障害物をより多く克服していたチームが勝ちとなります。
※筆者注：どちらかのチームがゴールに到達すれば、その時点でゲームセット

• 競技フィールドの詳細

出場チーム

中国地区各校から2チームずつ、計16チーム
出場チームの横顔（会場で配られたパンフ・広島商船Webサイトから引用）

大会レポート

会場となった東広島運動公園体育館。
12時きっかりに開場。

開演前の場内。

13時に開演。
チーム紹介、来賓挨拶、審査員の紹介、ルール紹介の後に競技開始。
今年はASIMOが開演前の拍手・カウントダウンの練習の司会(?)を。

• 一回戦
  • 大島商船Ａ×広島商船Ａ
    
    シーソーを越える大島Ａ。
    
    大島Ａ、スラロームの後までクリア。
    
  • 米子高専Ａ×呉高専Ａ
    
    シーソーにさしかかる米子Ａ。
    
    呉Ａは全く動けずに敗退。
    
  • 徳山高専Ｂ×宇部高専Ａ
    
    シーソーを越える宇部Ａ。
    
    徳山Ｂはシーソー手前でタイムアップ。
    
  • 津山高専Ａ×松江高専Ｂ
    
    シーソーを越える津山Ａ。
    
    松江Ｂはうまく堀を越えられなかった。
    
    試合後の松江Ｂのデモンストレーション。
    ホーバークラフト状に浮いている。
    
  • 広島商船Ｂ×徳山高専Ａ
    
    シーソーにさしかかる広島Ｂ。
    結局ここで3回反則、越えられなかった。
    
    広島Ｂの縄跳びのデモンストレーション。
    
  • 宇部高専Ｂ×大島商船Ｂ
    
    動けずリトライを宣告する大島Ｂ。
    
    両者１つも障害をクリアできなかったので審査員判定に。
    3-0で宇部Ｂの勝利。
    
  • 呉高専Ｂ×津山高専Ｂ
    
    シーソーを越える津山Ｂ。
    桃のオブジェが印象的。
    
    呉Ｂは堀を越えられなかった。
    
  • 松江高専Ａ×米子高専Ｂ
    
    縦に回り堀をクリアするはずの米子Ｂ。
    結局うまくいかず。
    
    松江Ａは着実に障害をこなし、ゴールへオブジェを設置。
    
  
  
• 二回戦
  • 広島商船Ａ×米子高専Ａ
    
    慎重にシーソーを越える米子Ａ。
    縄跳びまで行ったが、オブジェを落としてしまう。
    
    広島Ａはオブジェをゴールに乗せる・・・
    が、完全にマシンから離れなかった模様。
    
  • 宇部高専Ａ×津山高専Ａ
    
    順調に走行する宇部Ａ（左）、津山Ａ（右）。
    
    宇部Ａの自動ロボットのジャンプ（試合後のデモ）。
    1mほど跳べる驚異的なジャンプ力があるらしい。
    
  • 徳山高専Ａ×宇部高専Ｂ
    
    徳山Ａ、オブジェを落としてしまい罰退するが、着実に進行。
    
    堀を越えられず苦戦する宇部Ｂ。
    3回オブジェを落としてしまい、失格に。
    
    宇部Ｂの縄跳び（試合後のデモ）。
    
  • 津山高専Ｂ×松江高専Ａ
    
    途中までは互角の試合運び。
    
    オブジェを落としてしまった津山Ｂ。
    この間に松江Ａはゴールを決め勝利。
    
  
  
• 準決勝
  • 広島商船Ａ×津山高専Ａ
    
    津山Ａの自動ロボットのセッティング。
    奥の人が持っている桃の絵の板は、ロボットの位置合わせか何かに使っている様子。
    
    最初は広島Ａがリードし順調にスラロームを抜ける。
    
    しかし、広島Ａは縄跳びに引き継げず、逆転を許してしまう。
    津山Ａもオブジェをゴールに乗せる直前でタイムアップ。
    
  • 徳山高専Ａ×松江高専Ａ
    
    速い松江Ａに必死についていく徳山Ａ。
    
    徳山Ａの手動ロボットがジャンプしている様子。
    自動ロボットは右下に見えるものを軸に水平に回る縄跳び。
    2回は成功したけれど、3回目のジャンプのタイミングを逸して失敗。
    
    今回も松江Ａがゴールし終了。
    
  
  
  決勝に向けたフィールドのメンテナンスも大変。
  
  
• 決勝
  • 津山高専Ａ×松江高専Ａ
    
    最初は互角のスピード。
    
    やや松江Ａがリード。
    この後、津山Ａはオブジェを落としてしまう。
    
    終了後の津山Ａのデモ。
    こうやってオブジェをゴールに載せるんです。
    決勝に至るまで、毎回ゴール寸前でタイムアップしたのは残念。
    

表彰式が行われ、16:47に終演。

結果

• 優勝
  松江高専Ａチーム「Galaxy」
• 準優勝
  津山高専Ａチーム「ももフィス」
• アイデア賞
  徳山高専Ａチーム「パンダ倶楽部」
  地方色豊かなふぐ形のオブジェと、なわとびを手動・自動ロボットの共同で行う点がよかった。
• 技術賞
  津山高専Ｂチーム「モモンガーＪ」
  大きな桃のオブジェを載せたトレイをうまく制御したこと、手動ロボットのスピードを考慮した。
• デザイン賞
  広島商船Ａチーム「宮島平家物語」
  広島を代表する厳島神社の大鳥居を形取ったロボットで、シーソーをしっかり上り下りした技術を評価した。
• 特別賞（本田技研工業）
  米子高専Ａチーム「Air High!!」
  一見地味だが、よく考えられたロボットだった。
• 特別賞（中国電力）
  広島商船Ｂチーム「ひろしま丸」
  非常になわとびが上手だったで賞ということで。
• 特別賞（マブチモーター）
  津山高専Ｂチーム「モモンガーＪ」
  シンプルな構造でバランス良く障害をクリアした。若いチームなので来年度も頑張って欲しい。
• 特別賞（ソリッドワークス・ジャパン）
  宇部高専Ａチーム「Butterfly」
  黒く大きく強そうなイメージと高くジャンプするのが印象的だった。
• 特別賞（安川電機）
  徳山高専Ｂチーム「たらんチョロ」
  惜しくも一回戦で敗れたが、回転するなわとびが印象的だった。

全国大会出場チーム

• 松江高専Ａチーム「Galaxy」
  優勝チーム。
• 徳山高専Ａチーム「パンダ倶楽部」
• 広島商船Ａチーム「宮島平家物語」

トーナメント表 ※は、審査員判定(3-0) Gは、オブジェをゴールまで持って行って勝ち。

全国大会

11月26日(日)　両国国技館

放送予定

中国地区大会

• 11月23日(木・祝) 13:05〜14:00　NHK総合（中国地区限定）

全国大会

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最後に（所感）

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