RoBoCoN 2008 中国地区大会

会場で配られたパンフ

2009/10/26 更新 Ver 1.0（決勝戦の状況を掲載）
2008/10/27 17:10更新 Ver 0.7（決勝戦の状況以外ほぼ全掲載）
2008/10/26 23:40更新 Ver 0.1（結果・出場チーム横顔のみ掲載）

ルールの概要

各チーム1台のロボットを製作。10mの歩行レースに挑戦します。まずは「多足歩行の障害物レース」。パイロンやハードル越えに立ち向かいます。課題クリア後は多足から2足への「変身パフォーマンス」！ アイデアと遊び心で会場を魅了します。最後は「2足歩行」。3.5m先のゴールを目指して駆け抜けます。制限時間は3分間。ロボットに求められるのは、速さだけではなく、生物や地域を表したデザインや、ロボットのオリジナリティです。
それぞれのロボットがどのように歩行し、多足から2足への変身を披露するのか、ご注目ください！
※筆者注：

• 1台のロボットは分離してもよい。
• 準決勝以降は、2足歩行のゾーンにもパイロンの障害が加わる。

• 競技フィールドの詳細

出場チーム

中国地区各校から2チームずつ、計16チーム
出場チームの横顔（会場で配られたパンフから引用）

大会レポート

会場となった津山市久米総合文化運動公園体育館。

開演前の会場内。

フィールド全景。中央は司会者たち。開演前のひと幕。

13時に開演。
チーム紹介、来賓挨拶、審査員の紹介、ルール紹介の後に競技開始。

• 一回戦
  • 米子高専Ｂ×広島商船Ｂ
    
    スタート前の両者。
    
    米子Ｂ、調子が悪く動かせず。
    
    広島Ｂは大会最重量マシン。(33kg)
    頭と尾を交互に持ち上げて移動。
    
    米子Ｂの二足歩行マシン。（試合後のデモ）
    下の木の枠は台座。（実際歩行時には無い）
    
  • 呉高専Ｂ×徳山高専Ａ
    
    スタート前の両者。
    
    パイロンを回る徳山Ａ。結構速い。
    結果、約2分でゴール。
    
    ハードルを越える呉Ｂ。
    
    呉Ｂ、ウサギが跳ねるような動きでフィールド内を移動。
    
    呉Ｂ、ハードルを越えるところ。（試合後のデモ）
    
  • 松江高専Ａ×津山高専Ａ
    
    スタート前の両者。
    
    津山Ａ、動かせず。
    
    松江Ａ、圧倒的な強さでフィールド内を移動。
    約1分15秒で余裕のゴール。
    
    津山Ａ、2足歩行ロボットだけでチャレンジしようとするも時間切れ。
    
    津山Ａの2足歩行ロボットの試合後のデモ。
    
  • 宇部高専Ａ×大島商船Ｂ
    
    スタート前の両者。
    
    宇部Ａ、安定が悪く転倒。
    
    非常にゆっくりとパイロンを回る大島Ｂ。
    
    時間切れ時の状況。
    両者進行状況が同じということで審査員判定に。
    ３−０で大島Ｂの勝利。
    
  • 広島商船Ａ×松江高専Ｂ
    
    スタート前の両者。
    
    松江Ｂ（奥）、飛び跳ねる！
    
    両者ハードルを越えた状況。
    
    広島Ａの子機が2足歩行でゴールを目指す。
    
  • 津山高専Ｂ×米子高専Ａ
    
    スタート前の両者。
    
    津山Ｂが着々とパイロンを回る。
    
    と思ったら、津山Ｂのあの巨体の中には人間型ロボットが！
    ちゃんと歩く！
    
    米子Ａ、多足歩行で苦戦。
    
    米子Ａ、ハードルを越えるところ。（試合後のデモ）
    
    米子Ａのパフォーマンス。（試合後のデモ）
    うさぎから鴛鴦へ。
    
  • 徳山高専Ｂ×宇部高専Ｂ
    
    スタート前の両者。
    
    迅速に進む徳山Ｂ。
    速い！ 約50秒でゴール。
    
    スタートゾーンで動けない宇部Ｂ。
    
    宇部Ｂの足が伸縮する様子。（試合後のデモ）
    
  • 大島商船Ａ×呉高専Ａ
    
    スタート前の両者。
    
    呉Ａ、多足歩行。
    
    ハードル越えで蝶を繰り出す呉Ａ。
    
    大島Ａ、ゆっくり動いたが・・・。
    
  
  
• 二回戦
  • 広島商船Ｂ×徳山高専Ａ
    
    多足歩行中。
    
    徳山Ａ、ハードル越え。
    
    ツルが歩いてゴール。
    
    大会最重量マシンがハードルを越えるところ。（試合後のデモ）
    
  • 松江高専Ａ×大島商船Ｂ
    
    大島Ｂ、使わないところで橋を構築してしまった！
    この橋は錦帯橋をモチーフにしているのだそう。
    
    大島Ｂが橋を渡ってハードル越えをするところ。（試合後のデモ）
    
  • 広島商船Ａ×津山高専Ｂ
    
    津山Ｂ、人が出てきた！
    この後転倒してしまったが、起き上がれずリトライの間に広島Ａがゴールしあえなく敗戦。
    
    広島Ａ、ハードル越え。
    
    津山Ｂの人は大車輪も出来るんです！
    
  • 徳山高専Ｂ×呉高専Ａ
    
    今回も圧倒的な徳山Ｂの速さが光る。
    
  
  
• 準決勝
  • 徳山高専Ａ×松江高専Ａ
    
    最初は互角。
    この後、松江Ａが圧倒的な速さで勝利。約1分10秒。
    
  • 広島商船Ａ×徳山高専Ｂ
    
    広島Ａの子機がこれまでと違う。
    
    こちらも徳山Ｂが圧倒的な速さで勝利。約1分3秒。
    
    広島Ａのお好み焼きからはこんなキャラが。（試合後のデモ）
    
  
  
  
• 決勝
  • 松江高専Ａ×徳山高専Ｂ
    

表彰式が行われ、17:00に終演。

結果

残念ながら音響が悪く、授賞理由がよく聞こえませんでした。
誤っていたらご指摘下さい。

• 優勝
  徳山高専Ｂチーム「ツヨシ猿回し」
• 準優勝
  松江高専Ａチーム「Sentry」
  
• アイデア賞
  津山高専Ｂチーム「キカイタイソウ」
  
• 技術賞
  松江高専Ｂチーム「エアフィート」
  バランス良くジャンプ、着地する技術があった。
• デザイン賞
  広島商船Ａチーム「お好み焼きの巻」
  地域色を楽しく表現した。
• 生命大進化賞（生命の進化を楽しく表現したチームに贈られる）
  広島商船Ｂチーム「Ｃ−メント」
  大型ロボットでダイナミックな動きをした。
• 特別賞（本田技研工業）
  松江高専Ｂチーム「エアフィート」
  運動能力の高さを評価した。
• 特別賞（中国電力）
  米子高専Ａチーム「Love it !!」
  パフォーマンスに専念した。
• 特別賞（マブチモーター）
  呉高専Ｂチーム「Rabot Turtle」
  カメとウサギのスピーディーな動きを評価。
• 特別賞（安川電機）
  徳山高専Ａチーム「晴るる」
  
• 特別賞（東京エレクトロンFE）
  徳山高専Ｂチーム「ツヨシ猿回し」
  足の裏のブラシで振動歩行した。（方向転換するところの動きでしょうか）

全国大会出場チーム

• 徳山高専Ｂチーム「ツヨシ猿回し」
  優勝チーム。
• 津山高専Ｂチーム「キカイタイソウ」
  
• 松江高専Ｂチーム「エアフィート」
  

トーナメント表 1回戦第4試合（宇部Ａ×大島Ｂ）は審査員判定

全国大会

11月23日(日)　両国国技館

放送予定

中国地区大会

• 11月16日(日) 13:05　NHK総合（中国地区限定）

全国大会

• .

最後に（所感）

• 本当に歩いているのか？という疑問はありつつも、審判判定によってすっきりしないという事態は無いと感じた。
• 全国大会出場チームも実際に見た感じの想定通り。
• いつもに増してチームごとのレベルの差を感じた。