RoBoCoN 2009 中国地区大会
会場で配られたパンフ
2009/10/25 14:40更新 Ver 1.0(その他掲載)
2009/10/22 23:40更新 Ver 0.1(結果・出場チームの横顔を掲載)
写真写りの悪いものがあります(手ブレ)がご容赦下さい。
また、多数の写真の掲載により重いですがご容赦下さい。
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RoBoCoN 2009 高専ロボコンの中国地区大会が、10月18日、山口県周南市のキリンビバレッジ周南総合スポーツセンター多目的ホールで行われました。今年のテーマは
「DANCIN' COUPLE」
。
ルールの概要
22回目のロボコンは、2台の歩行ロボットが繰り広げるダンスパフォーマンス。手動ロボットと自動ロボットが協力して、ジャンプやスピン、リフトなど難易度の高い課題に挑戦し華麗なダンスを披露します。
競技では、2チームが赤・青のコースに分かれて対戦し、課題をクリアするたびに与えられるポイント数を競います。競技時間3分間の中で、よりポイントを獲得したチームの勝利です。
ダンシングカップルは、歩行ロボットのダンス、手動ロボットと自動ロボットの連動など、新たなロボット技術に挑戦する競技。2台のロボットが協力してどのようなパフォーマンスを披露するのか、ご注目下さい!
競技フィールドの詳細
出場チーム
中国地区各校から2チームずつ、計16チーム
出場チームの横顔(会場で配られたパンフから引用)
大会レポート
会場となったキリンビバレッジ周南総合スポーツセンター。
開演前のピットの様子。
フィールド全景。
13時に開演。
司会:畠山アナ・毛利アナ 実況:浅井アナ
チーム紹介、来賓挨拶、審査員の紹介、ルール紹介の後に競技開始。
一回戦
宇部高専B
×
大島商船A
宇部B リフトの様子(試合後のデモ)
米子高専B
×
松江高専A
松江A 最初にジャンプし一気にプレゼントを自動ロボットに送り込むが失敗。
米子Bは転倒するなど苦戦。
呉高専A
×
津山高専B
歩くロボコック(津山B)。
頭の中には・・・。
オムレツ。
試合後にケチャップをかけて司会者にプレゼントしてました。
駆動部と調理部の電力配分など苦労した、とのこと。
徳山高専A
×
広島商船B
徳山A 倒れそう、で倒れない。
プレゼントを取った広島B。
大島商船B
×
呉高専B
両者プレゼントを前に苦戦。
呉B リフトの様子(試合後のデモ)
津山高専A
×
宇部高専A
こちらも両者手動ロボットが動けず。
こちらも両者手動ロボットが動けず。
宇部A こういう感じで左のロボットが回って右のロボットを斬りつけるんです、という説明。(試合後)
松江高専B
×
徳山高専B
ユーモラスな動きの徳山Bの手動ロボット。
松江Bは手動ロボットを動かせませんでした。
広島商船A
×
米子高専A
米子A うさぎが跳ねる様子。(試合後のデモ)
米子A うさぎを乗せてリフト。(試合後のデモ)
二回戦
大島商船A
×
松江高専A
松江A 手動ロボットジャンプ!
プレゼントを取ろうとする大島A。
呉高専A
×
広島商船B
呉A カメがうさぎを持ち上げようとするが首が入らず苦戦。
広島B プレゼントをスターポールへ投げる一か八かの技。(試合後のデモ)
大島商船B
×
津山高専A
津山Aはなんとかプレゼントを渡せました。
大島B リフトはこうなるはずだった、という様子。(試合後のデモ)
徳山高専B
×
広島商船A
広島A プレゼントのティアラをかぶせる。
手を挙げる動きをする徳山B。(試合後のデモ)
準決勝
松江高専A
×
呉高専A
呉A ステージへ。
松江A ジャンプ!(試合後のデモ)
松江A もうちょっとっ!(試合後のデモ)
津山高専A
×
広島商船A
津山Aがプレゼントを確保したときには広島Aはペアダンス中。
この後時間ぎりぎりに津山Aもペアダンス成立させ審査員判定に。
津山A ダンス中(だったかな? 試合後のデモ)
決勝
呉高専A
×
広島商船A
広島A ダンス。
呉A プレゼント渡し。
接戦ですが広島Aが一歩先にステージへ。
結局呉Aはステージへ上がれませんでした。
審査中、特徴あるロボットによるエキシビションマッチが行われました。
表彰式が行われ、17:50に終演。
結果
優勝
広島商船Aチーム「新!!シンデレラの巻」
準優勝
呉高専Aチーム「7πRADIAN」
アイデア賞
松江高専Aチーム「跳兎」
空気圧を試用したユニークさを評価。
技術賞
徳山高専Bチーム「はちみつが好き」
マレーグマのツヨシ君をかたどったロボットのバランス・仕草を評価。
デザイン賞
米子高専Aチーム「La・vit story」
かわいらしく、本物そっくりにジャンプするウサギのロボットを評価。
ベストカップル賞
津山高専Aチーム「ダンシング桃太郎」
桃太郎と仲間の動物をかたどったロボット、準決勝で高得点を挙げた。
特別賞(本田技研工業)
米子高専Bチーム「烏人」
足の動きがすばらしかった。
特別賞(中国電力)
津山高専Bチーム「ロボコック」
電力会社として、電気で調理するという点で。
特別賞(マブチモーター)
米子高専Bチーム「La・vit story」
バランスのとり方がユニーク。ウサギも良かった。
特別賞(安川電機)
徳山高専Bチーム「はちみつが好き」
クマのバランスをとった歩行と腕の動きが当社のロボットの動きに近い。
特別賞(東京エレクトロンFE)
松江高専Bチーム「八束水臣津野命」
迫力のある難しい動きをした。
全国大会出場チーム
広島商船Aチーム「新!!シンデレラの巻」
優勝チーム。
呉高専Aチーム「7πRADIAN」
シンプルで、正確・安定した動きを評価。
松江高専Aチーム「跳兎」
3チーム目の選考は審査員の中でも意見が割れて紛糾したが、技術の将来性とパフォーマンスから選定した。
トーナメント表
「判」は審査員判定。(特記以外は3-0)
判定・採点に関する補足:
審査員判定
手動ロボットが双方とも動かなかった場合は、自動ロボットを動かしての審査員判定。
(一回戦第6試合〔津山A×宇部A〕・二回戦第1試合〔大島A×松江A〕が該当)
その他の場合は、それまでの動作を踏まえた審査員判定。
審査員は、山口大学教授・徳山高専校長・NHK山口放送局長の3名。
採点
プレゼントを手動ロボットが取り、自動ロボットに完全に手渡した(手動ロボットの手から離れた)時点で10点。
その後、手動・自動のロボットでペアダンス継続10秒間で+10点。(計20点)
その後はチャレンジする課題などによって得点が異なりますが、本大会で該当したのは、課題6「ローリングジャンプ」にチャレンジし、「ジャンプ」のみ成功し10点を獲得したケースのみ。(ここまでで計30点)
全国大会
11月22日(日) 両国国技館
放送予定
11月15日(日) 13:35〜14:30 NHK総合(中国地区限定)
最後に(所感)
いろいろな機能を盛り込まざるを得ず、ロボット全体の完成度が落ちている感じがした。ややルールが難しすぎる感がある。
順番に課題をクリアしなければ次のパフォーマンスを見せられずイマイチ、という声も。
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