上のリンクページの中で、ちなみに、我が徳山高専の「快速猛虎エアロスミス1世」は、これ。いかにも手作りといった感じの味のある外観。昨年までのロボットで見られたシャープなイメージとは一線を画したデザイン。
一番上の写真は、司会の曽田アナ(左)&ルー大柴(右)、
次の写真は、津山高専B「フローパットンツアラーV」、
一番下の写真は、徳山高専A「快速猛虎エアロスミス1世」(左)、
大島商船高専B「てるてるくん」(右)です。
会場で配られたパンフレット (JPEG 80dpi, 93KB) |
会場となった柳井市体育館 (JPEG 25KB) |
大会直前の会場内 (JPEG 28KB) |
出場チームの横顔(会場で配布のパンフレットから引用)11月9日、12時開場。開場前に入口に観戦希望者の列ができるほどの盛況でした。
13時開演。NHK広島放送局の曽田アナウンサーとルー大柴の司会でスタート。チームと審査員の紹介の後に競技開始。
一回戦
- 広島商船A×大島商船B
制限時間内に大島商船が小プランターを1つ、広島商船は得点できず、今回のテーマの難しさを物語る。大島商船のマシン上部の大きな花らしき物体が目を引いた(が、出番はなかった)
大島商船B「てるてるくん」
(JPEG 29KB)
大きな花らしき物体が目を引く。
- 宇部高専A×徳山高専A
宇部高専は花を装填したドラムを回転させるという奇抜なマシンだったが、苦戦。ゲームでは得点できず。徳山高専はエアシリンダーで花を打ち出し、めしべに手錠のようにはめる機構で、大プランターを1つゲット。
宇部高専A「花っちょターボ」×
徳山高専A「快速猛虎エアロスミス1世」
(JPEG 26KB)
左が宇部高専A。花を装填したドラムが回転する。
(手ぶれがひどい写真ですみません)
- 津山高専A×松江高専A
津山高専は花に光センサを取り付け、マシンに取り付けたLED光源の光により開かせるというものだが、上手くいかず苦戦。一方、松江高専はマシンの上に装填された花を打ち出すものだが、上手くめしべをゲットできず。- 米子高専A×呉高専A
米子高専の強さが光る。マシンの上から重力を利用して花を滑らせて落とす機構で、瞬く間に多くのプランターをゲット。反面、呉高専は全く得点できず。
米子高専A「てふてふ君」
(JPEG 25KB)
圧倒的な強さを見せた米子高専A。
- 宇部高専B×大島商船A
宇部高専のタワー形マシンが目を引いた。バケツの様な花を上へ持ち上げ、滑り台へ装填しめしべへ落とす機構。大島商船は大プランターをゲットしたかに見えたが、花の形状が最初からプランターを覆うほど大きなもので、これが「開いた花」とみなされたため得点とならなかった。
大島商船A「のーむ」の花
(JPEG 20KB)
せっかく上手く開いたに見えたが、最初から開いていたと見なされ得点とならなかった。後ろは司会の二人。
- 津山高専B×松江高専B
津山高専がホバークラフト形マシンで出場。浮いているため、プランターの真上から花を落としても反則とならない。対する松江高専は全く得点できず。
松江高専B「PAL」
(JPEG 23KB)
- 米子高専B×広島商船B
ここでも米子高専の強さが目を引いた。手錠形の花で次々にプランターをゲット、蝶もぴたっとめしべへくっつく。(どういう仕組みでくっつくのかよく分からなかった) 広島商船は上から花を打ち出す構造だが得点できず。
広島商船B「キサオ」
(JPEG 21KB)
- 呉高専B×徳山高専B
呉高専は大きなマシンの上に花を装填したもの、徳山高専はゾウのようなユニークな形のマシン。両チームとも得点できず。なお、呉高専はゴムの弾性エネルギースタート前に蓄積しており、これは厳密には「重力による位置エネルギーのみスタート前に蓄積できる」というルールに違反するということなので、芸術点のみ(ゲーム点は採点対象としない)こととなった。
呉高専B「スカットフラワーβII」
(JPEG 24KB)
二回戦
- 大島商船B×徳山高専A
徳山高専が一回戦同様大プランターを1つ確実にゲットし勝利。大島商船の大きな花らしき物体はここでも活躍(?)せず。終了直前にマシンから落ちてしまった。- 津山高専A×米子高専A
またも米子高専が次々とプランターをゲット、津山を圧倒。- 宇部高専B×津山高専B
津山高専がめしべの真上から花を落とせる機構上の優位で勝利。宇部高専はバケツの様な花を上に持ち上げるところで花が斜めに引っかかってしまい、何もできず。
宇部高専B「在来線(各駅停車)」
(JPEG 16KB)
左下に見えるのが花(バケツ)。これを上へ持ち上げ、滑り台へ装填。
(写真は一回戦のものです)
- 米子高専B×徳山高専B
米子高専が次々とプランターをゲット、芸術点と合わせ大量21点を獲得。
徳山高専B「コンパス21」
(JPEG 18KB)
一回戦では滑り台に乗せる前に花が引っかかってしまい、苦戦。
(写真は一回戦のものです)
準決勝
- 徳山高専A×米子高専A
徳山高専はマシントラブルでスタート地点から動けず。終了直前にスタート地点で動けないまま花を咲かせ、少しだけ審査員にアピール。米子は安定した動き。- 津山高専B×米子高専B
接戦となったが、米子の確実さに軍配。
米子高専B「大将浪漫」の放った蝶
(JPEG 7KB)
めしべに確実にぴたっとくっつくのが凄い。
(写真は一回戦のものです)
決勝
表彰式、閉会式が行われ、15時40分頃、終演。
- 米子高専A×米子高専B
米子同士の決戦となった。激しい点の取り合いとなり、お互いに手持ちの花を全て使う総力戦を制したのは米子高専A。
なお、決勝戦の前に昨年のロボコン全国大会で優勝した徳山高専の「午前十時」、テクノカウボーイ大賞を受賞した大島商船の「やぶさめくん」のデモンストレーションが行われました。
上記入賞チームの中から、優勝した米子A、アイデア賞の徳山A、技術賞の津山Bが全国大会へ出場します。
- 優勝
- 米子高専Aチーム「てふてふ君」
- 準優勝
- 米子高専Bチーム「大将浪漫」
- アイデア賞
- 徳山高専Aチーム「快速猛虎エアロスミス1世」
エアシリンダーを用いて花を打ち出す機構が評価された。- 技術賞
- 津山高専Bチーム「フローパットンツアラーV」
ホバークラフトのように浮上する機構が評価された。
トーナメント表
得点は、「芸術点」+「ゲーム点」=「合計」を表します。
数式に「マイナス」があるものは、反則(「めしべ」への接触)による減点です。
大会の模様はNHK総合テレビにて放送予定です。ちなみに、他地区大会は次の通り放送予定です。
- 中国地区限定
- 11月23日(日) 10:50〜11:50
- 全国放送
- 12月11日(木) 2:00〜3:00
なお、全国大会は、12月21日(日) 19:20〜20:45 に放送予定です。乞うご期待!
- 北海道地区大会
- 12月9日(火) 1:20〜2:20
- 東北地区大会
- 12月9日(火) 2:20〜3:20
- 関東甲信越大会
- 12月10日(水) 1:00〜2:00
- 東海北陸大会
- 12月10日(水) 2:00〜3:00
- 近畿大会
- 12月11日(木) 1:00〜2:00
- 四国大会
- 12月12日(金) 1:05〜2:05
- 九州大会
- 12月12日(金) 2:05〜3:05
毎年ロボコンに協賛して頂いているNECさん、放送して頂いているNHKさんに感謝!