つもちゃんのひとりごと (2011年10月)
古い記事のリンクは切れていることがありますが予めご了承下さい。
- 2011年10月26日 本日のお題:昨日の散財
- 遂に地デジ難民脱出。といっても、テレビではなくてBDレコーダーを購入。
Panasonic DMR-BRT300
37,800円 + HDMIケーブル 1,780円。
株主優待とポイントを駆使して32,000円の出費。
ちょっと粘ってBD-RとBD-REの生ディスク各5枚付けてもらいましたが、そのディスクに「東芝商品ご成約記念品」と書いてあったのはご愛敬。
パソコン用のディスプレイにHDMI接続。音はディスプレイから引っ張り出すと変に揺らいだ最悪の音質だったので、BDレコーダーからアナログで直接アンプへ。
LANもつないで、とりあえずファームウェアアップデート。アクトビラも使えるみたいだけど、うちのADSL回線でどんだけかというのは不明。(ちょっといじってみた感じでは普通に使えそうでしたけど)
しかし、コイツの中身はLinuxみたいだし、今の時代を感じました。
- 2011年10月17日 本日のお題:高専ロボコン中国地区大会
- 本題は適宜こちらに上げていくと思うので、それを参照していただくとして。
なんか、自分が「ものづくりの感動」を忘れていることに愕然としたというか、危機感を覚えたというか、そんな感想でした。
二足歩行したり、ラグビーボールを投げたり、実はそれなりに結構スゴイことやってるんですよね。でも、もう、それを動かせたときのワクワク感とか感動を忘れてて単にゲームとしか見てない。
もう長いこと自分でモノを作るなんてしてないしね・・・。
高専側の視点で感じたのは、指導の難しさというか、実態がどうなのかは分からないけれど、今の学生にふさわしいレベルにどのように引き上げていくか。というか、基本をしっかり押さえつつ、そういうモチベーションをどのように学生に持たせるか。
これまでのノウハウが途切れているようなチームも見られる気がするんですね。でも、学年が進み否応なく学生が入れ替わる学校現場でノウハウを継承するというのは実は結構難しいと思います。さらに、教育的観点からは、単に答えを伝承するのでは自ら考えるということも無くなるし、そもそも何故そういうことをしているかという基本的思想がなおざりになる。
なんだか、その狭間で苦しんでいるチームがあるなぁ、と思いました。
もうひとつは、ロボコンへの活動が限定的なメンバーになっているように見えること。自分が学生の頃からそんな感じだし、やはりそれだけのモチベーションを持つ人材というはなかなかねぇ、という感じでしょうか。
そういえば、今年は電気事業連合会が協賛してないですね。やはり時節柄自粛したんでしょうかね。
これまで15年ほど、中国地区大会を追ってWebに上げてきました。
以前は当日に結果を上げるなど、速報性を目指してやっていました。
しかし、twitterなどのメディアの発達であったり、特に今年は地区大会のライブストリーミングを本格的に行っていることもあり、既にその役割を終えていると思うことも事実です。
ここ数年、ロボコンに対する自分のモチベーションもかなり落ちてきているのと、旧態依然のコンテンツ作成の手間に対するスタミナが続かなくなってきている現実があって、今後どうしようかと思うところではあります。
- 2011年10月16日 本日のお題:訃報続き
- Appleのジョブズ氏、C言語を開発した(K&Rの)リッチー氏と訃報続き。
ご冥福をお祈りします。
このことに関連して2つほど思うことがあって、
- ひとつの時代の終焉という意味で大きな転換点
C言語やAppleのビジネスモデルとは違うものが台頭してきて業界が大きく変わるのかも知れません。もちろん、無くなることはないと思いますけど。
C言語はスクリプト系の言語にとって代わられる場面が増えてきているし、Appleのクローズドなビジネスがどこまで通用するか(魅力が十分な商品を出せているうちは安泰でしょうけど)。
- 結局、個人に依存する。
優れた仕事というものは、結局は個人に帰着するんだと思うんですね。
皆が出来るように、という仕事のやり方では、本当に優れた仕事は出来ないんだろうなぁ、と思います。
- 2011年10月02日 本日のお題:オープンソースカンファレンス広島
- OSC広島に参加してきました。
オープンソース系のコミュニティに顔を出すのはこれが初めてです。広島開催自体も初めてだったようです。
セミナープログラムを見ると、技術的なものだけではない、テーマが広範にわたっています。
その中から4つほどピックアップして聴講したのですが、
- 情報サービス産業におけるオープンイノベーションと生産性の研究
- オープンソース/クラウド時代のキャリアデザインを考える
という、ちょっと堅めの、若干技術とは離れたテーマがとても面白かったです。
最近、自分の興味が純粋な技術からこういうところに移っている気がします。
まぁ、仕事的に置かれた状況の変化もあるんでしょうけど。
- 情報サービス産業におけるオープンイノベーションと生産性の研究
オープンソフトウェア(OSS)へ企業が貢献する意味について、ビジネスモデル視点で考察したもの。
- 「オープン」の意味を「全自前開発」に対する「外や他社資源の活用および外への自社資源の提供」と定義。
- 情報化が進み「外や他社」の情報を得やすくなることにより、「外や他社資源の活用」にかかる情報収集コストが低減し、メリットが出やすくなっている状況ではないか。
- OSSの開発貢献ということは、開発コストを外部とシェア、技術革新などの効果は外との連結によるレバレッジ。「伽藍とバザール」的。
- オープンソース/クラウド時代のキャリアデザインを考える
- キャリア=生き方、生き様、プロセス。
- キャリアに良し悪しはない。成功・失敗があるにしても自分軸の評価。
- 自分のキャリア戦略を立てる。
- 事業戦略:ディープに究めるか、まんべんなく出来るようになるか。
- マーケティング:自分のキャリアを売り込む。
- 運用・管理:自分のナレッジを陳腐化させない。心身のメンテナンスを怠らない。
- エンプロイアビリティを高める:自社でしか通用しない知識ではなく、どこでもやっていけるような知識や力を高めていく。
- 極端な意見に惑わされない:blogや記事でよく見かけるような「○○の終焉」のような極論。一歩引いて考える。
両方に共通しているのは、「オープン」という意味を、仕事面でも人間面でも会社などの枠を越えて横断的とする、と捉えていること。その利点を理論的に組み立てている前者、人としてのキャリアに「オープン」を取り入れた後者、それぞれ大変興味を惹きました。
自分のキャリア戦略、実はその「事業戦略」部分からずっと逃げてるんですね。
その上「運用・管理」のところ。ナレッジが陳腐化しつつある。
ちょっと落ち着いて考えた方がいいのかもなぁ・・・。