つもちゃんのひとりごと (2014年11月)
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- 2014年11月03日 本日のお題:コマーシャルの意義
- 先日から放映されている出光のコマーシャル「ニソン製油所編」(出光のWebページで見れます)。
このCMの主役、学生時代の同級生なんです。実際に現地で製油所の建設に携わっています。
そういえば、出光も以前は「スーパーゼアス」などのガソリン製品のCMをやっていたように思いますが、最近は製品のCMって見ないですね。コスモ石油なんかも、長らく製品CMは無い気がします。
要するに、ガソリンに関しては、もう製品を訴求する時代は終わったのだ、と。
ある意味、ガソリンって究極のインフラなのかも知れません。
そんな状況の中で、出光やコスモ石油はなぜCMを出稿しているのだろうか。
「ニッポンにエネルギーを」
出光のCMに一貫して現れるキャッチフレーズ。これが単に日本にエネルギーを供給する役目を果たす、という文字通りだけの意味だけではないことは、一連のCMを見れば分かります。
全国津々浦々に届けて、はじめて「ニッポンにエネルギーを」と言えること。
いろんな国々との協働によりエネルギーの安定供給につなげていること。
そして、社員ひとりひとりによって、その事業活動が支えられていること。
「ココロも満タンに」
コスモ石油のキャッチフレーズは簡潔で分かりやすいです。
そして、その補足として
この街になくてはならない サービスステーションをめざして
このサービスステーションになくてはならない 人をめざして
として、働く人にフォーカスを当てたCMを制作しています。
こうしたCMって、お客さまはもとより、社員に向けたメッセージじゃないかと思うんです。
昨日、広島駅の新しい跨線橋が供用開始となりました。
その跨線橋に、こんなポスターやパネルが掲げられていました。
「広島駅が生まれ変わります。」
お客さまに向けたメッセージでもあると思いますが、先の石油会社のCMと同じように、社員に向けたメッセージでもあるのではないかと思いました。
こうしたものが、コマーシャルやパネルという形でお客さまの目に留まるところに掲げられるということは、末端のサービスステーションや店舗の店員も含めて、ひとりひとりの社員が一隅を支えているということを、社員だけではなく、お客さまや経営層含め、みんなが認識するということなんだと思います。
やっぱり、仕事していて誰かの役に立ってるということが一番のやりがいじゃないですか。きっと。