専用線とは


専用線とは

 普通の電話回線と違って、専用線は始点と終点を一対一につなぐものです。会社の内線電話の延長やオンライン端末の接続、インターネットのアクセスポイント間の接続などに利用されています。


専用線を効率よく確実に提供するために

 専用線は、単純に始点と終点をケーブルで結べば実現できます。しかし回線数が多くなるとケーブルの数が加速度的に多くなり、ケーブル敷設コストがかかります。そこで、何本かの線を多重化して1本の線で伝送することでケーブル敷設コストを抑えています。
 また、多重化装置の故障やケーブル障害で必要な通信ができなくなると大きな影響があります。そこで、故障や障害を防ぎ、また早期に発見するために、365日24時間の監視を行ったり、予備装置に自動的に切り替わる等の工夫をしています。


専用回線の品目

高速ディジタル伝送サービス

 64kb/s〜6Mb/sの高速なディジタル伝送。テレビ会議やLAN間接続などのデータ伝送に使用されています。

アナログ伝送サービス

 0.4kHz〜3.4kHzの帯域のアナログ伝送を行います。電話内線の支店間の接続などに使用されています。

一般ディジタル伝送サービス

 2400b/s〜9600b/sのディジタル伝送。オンライン端末などのデータ伝送に使用されていますが、速度が遅いため現在ではあまりありません。

映像伝送サービス

 テレビ映像と2CHの音声を伝送するサービスです。テレビ会議やテレビ中継(スタジアム〜放送局間)などに使用されています。

超高速ディジタル伝送サービス

 45Mb/s、50Mb/s、150Mb/sの超高速なディジタル伝送。インターネットのバックボーンや映像伝送等に使用されています。



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