専用線システムを構成する設備
伝送設備
局舎
伝送装置等を入れる建物。伝送装置をゴキゲンに動かすために空調完備。
電源設備
安定した直流を伝送装置に供給するための整流器。停電に備えるための蓄電池。
伝送装置
光ファイバを有効に活用するため、データを多重化し、送出する装置。CTNetではSDHと呼ばれる装置を採用しています。SDHとは、同期デジタルハイアラーキの略で、インタフェースの回線速度が156Mbit/sを基本とした国際標準のインタフェースです。
写真は、600Mb/sの光伝送装置で、電話回線に換算すると約8000回線分のデータを1本の(実際には双方向通信なので2本)光ファイバで伝送することができる装置です。
DSU (NCTE)
お客様の端末と専用線の橋渡しをする装置。お客様の端末からの電気信号を光に変換して「伝送端局」まで伝送するためのものです。
監視システム
ネットワークの運用状態はワークステーション画面にリアルタイムで表示されます。また、障害時の切り分け制御などもこのワークステーションから行えます。
線路設備
光ファイバケーブル
レーザ光を使ってデジタル信号を送ります。直径0.1mmほどの細いファイバ1本(実際には送りと受けで2本)で電話回線32,000回線分(2.4Gbit/s伝送装置使用時)をまかなうことが可能。また、電気信号ではないので雷や電界の影響も受けないため長距離伝送が可能(最長で140km無中継伝送)。
クロージャ
光ケーブルの継ぎ目。また、分岐(例えば200芯ケーブルを100芯ケーブル2本にする)のために、このような(写真左上)円筒形の「クロージャ」と呼ばれるものを使用します。
OPGW
OPGWとは、光ファイバを内蔵した避雷線のことです。電気を送る送電鉄塔の一番上には、雷を避けるための避雷線が張ってありますが、それに光ファイバを内蔵し、通信路として活用するものです。非常に信頼性が高いため、幹線伝送路に使用されています。
光コネクタ
光ファイバをDSU他に接続するためには、このような光コネクタが使用されます。
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