回線が通らないときは。
(高速ディジタル回線篇)
CTNetの高速ディジタル回線(Iインタフェース)が開通したにも関わらず通じないときは、次の点を見てみましょう。
注1)これに該当しない場合は、別途相談(^^;)
注2)他事業者の場合は異なるかも知れません。
症状
注)この絵はDSUを模式的に描いたものです。
絵を見ながら説明をご覧下さい。
DSUの前面ランプを見て下さい。(回線の両端で確認して下さい)
※「TEST」ランプが点灯している時は、折り返し試験中です。(事業者からの遠隔制御)
パワーランプ(PWR)は点いていますか?
- はい。
→次の質問へ。
- いいえ。
→DSUの電源スイッチ、電源コードを確認し、電気が通じているにも関わらず点灯しない場合はDSUの故障が考えられます。
赤いランプが点いていますか?
- 「LI点アラーム」、または「L」と書いてあるランプ(4つのうちいずれか)が点いています。
→通信事業者の局〜DSUの間で切れています。通信事業者に照会して下さい。
- 「T点アラーム」、または「T」と書いてあるランプ(図では1つですが、複数ある場合があります。そのいずれか)が点いています。
→DSU〜端末間で切れています。DSU〜端末間の接続ケーブルを確認して下さい。また、下の終端抵抗、通信規格もご覧下さい。
- 赤いランプは点いていません。
→伝送路は切れていないと思われますので、端末の設定を確認して下さい。また、下の終端抵抗、通信規格もご覧下さい。
DSUの前面ランプを見て下さい。
赤いランプは点いていますか?(時々点きますので良く見て下さい)
- 「LI点アラーム」、または「L」と書いてあるランプ(4つのうちいずれか)が時々点いているようです。
→DSUの設定が悪いことが考えられます。通信事業者に照会して下さい。
- 「T点アラーム」、または「T」と書いてあるランプ(図では1つですが、複数ある場合があります。そのいずれか)が時々点いているようです。
→DSU〜端末間でうまく通信できていません。端末の設定を今一度確認してみて下さい。
- 赤いランプは点いていません。
→次の項目をご覧下さい。
終端抵抗を入れていますか?
DSU〜端末間の通信規格では、「終端抵抗」を入れることになっています。端末に「終端抵抗」を入れる機能が付いている場合は、「終端抵抗」を入れる設定にして下さい。そのような機能がない場合は、「終端抵抗付きコネクタ」を介して端末を接続して下さい。終端抵抗がなくても通信できる場合がありますが、エラーが多発する可能性があります。
通信規格(Iインタフェース)
Iインタフェースの通信規格には、次の種類があります。
- I.430a・・・64kb/s、128kb/sの回線
- I.431a・・・192kb/s〜1.5Mb/sの回線
- G.703a・・・3Mb/s〜6Mb/sの回線
これらは、DSU〜端末間の通信の方法の取り決めです。したがって、種類が異なるDSUと端末はつながりません。例えば、128kb/sの回線を契約すると、その端末側のインタフェースは I.430a です。この場合、I.431a 用の端末を準備してもつながりません。端末のカタログや取扱説明書をご覧になり、ご利用になる回線速度に対応したものかどうか確認して下さい。
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