つもちゃんのひとりごと (2019年01月)

古い記事のリンクは切れていることがありますが予めご了承下さい。
2019年01月01日 その2  本日のお題:大切な時計の話。
去年の9月の話を下記そびれていたので、この機会に。

5年前に、腕時計を買った話はここに書きました
その時にも少し触れた、親父が使っていたセイコーの機械式時計の話です。
物は、写真右側の キングセイコー 5625-7010 です。
文字盤のSEIKOのロゴとシンプルなインデックスが印象的で、左側のグランドセイコーを選んだときもかなり影響しています。余談ですが、現行のグランドセイコーはSEIKOのロゴが入らなくなったので個人的には残念で、5年前に買っておいて良かったと思っています。
このキングセイコーはグランドセイコーに比べると小ぶりで、こんなに小さかったかな、という印象ですが、それはやはり自分が子どもの頃から見ていて、親父の姿とともに実際より大きく見えていたのかも知れません。
その後、親父もあまり体を動かさなくなり、自動巻きで普段体を動かしていないと巻き上げられず甚だ不便なその時計はお蔵入りになっていました。また、長い間オーバーホールもしていなかったようで、かなり遅れるとも聞いていました。しかし、私にとっても思い入れのある時計で、動かさないでおくのも機械にとって良くないと思い、多少動かしてみましたが、やはり遅れや止まりがあってオーバーホールが必要な状態だと思ったので、このたびオーバーホールに出してみることにしました。

オーバーホールに出すとして、どこにお願いすれば良いのか。既にメーカー保守はできないと聞いていて、修理もやってる町の時計屋さんのようなところにお願いすることになると、数年前、テレビ「プロフェッショナル仕事の流儀」で取り上げられた、新光時計店も車で行けばそう遠くではないのですが、有名になってしまってかなり待ちがあるとも聞くし。
いろいろ調べて、車で30分ほどのところにある時計修理専門店に持ち込むことにしました。
やはりどんな方が修理されるのかを確認したいとも思ったので、直接出向いてお話させていただきながらオーバーホールをお願いしました。そこは長く続く時計修理屋さんで、2代目の方がされており、機械式時計についていろいろ教えてくださいました。周囲の時計屋さんで受け付けた修理品もかなり請け負っているそうですが、使うときの注意点など直接お客さまとお話出来る方が良い、と仰っていました。私も安心して時計を預けました。
それから2週間、完了連絡を頂いて引き取りに伺ったのですが、開口一番「この時計を整備するのは2回目だ」と仰るではありませんか。なんでも、11年程前に、徳山の某時計店の依頼でオーバーホールしたとのこと。その某時計店は、寂れゆく徳山の商店街にあっても古くから今に至るまで永く店を構えており、親父がその時計店にオーバーホールを依頼するのも不自然な話ではない。この不思議な縁にビックリするとともに、オーバーホール先としてここを選んで良かったと思いました。

かなり劣化していた(というか、磨いた結果なのか、エッジがすっかり丸くなっていた)風防も交換できれいになって、革ベルトも交換し、輝きを取り戻した時計。グランドセイコーとともに、引き続き大事にします。
余談ですが、セイコーの腕時計は製造番号から製造年が分かるそうで、それによると、このキングセイコーは1971年3月製。また、文字盤のマークによると、亀戸の第二精工舎製。自分より年上です。
2019年01月01日 その1  本日のお題:あけましておめでとうございます。
昨年は大晦日まで病院の付き添い(検査の結果何事もなくいったんはほっと一息)という、なかなかにいろいろあった年でした。
昨年は「公私ともにバタバタ」と書いてましたが、この時に想定していた「新居購入と転居」ではないところで本当にバタバタで、本当に何もできない自分がイヤになったり、妥協した判断が裏目に出たり。
とはいえ、昨年3月9日に引っ越した新居で初の年越しを迎えました。
今年もよろしくお願いします。

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